雑草の中には木のように高く成長する強害雑草が存在します。また雑草だと思っていたら「実は木だった」というような事例もあり、大きく成長した草木の駆除に頭を抱える人も多いはずです。
当記事では雑草のような木の代表格である「アカメガシワ」をクローズアップし、その駆除方法を解説していきます。早期発見と早期対処ができるよう、記事を参考にしてください。
空き地や空き家での雑草問題
「空き地」や「空き家」が長期間放置されると、周囲の雑草が繁茂してしまうことがあります。これは定期的に手入れがされないために雑草が伸び放題になることが原因です。
雑草が繁茂すると周囲の景観が損なわれるだけでなく、害虫や害獣の住処となったり、不法投棄の温床になる場合があります。また雑草が実をつけると種子が周囲に飛散し、更なる繁殖を招くことになるので早めの対策が必要です。
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雑草が木になると対処が困難に
普段から気をつけていれば問題はありませんが、管理が不十分な状態が続くと思わぬ落とし穴が。
「そのうち刈ろう」と思っていた雑草が、まるで木のように大きく成長してしまうことがあります。簡単に除草できていた雑草も、高く成長してしまうと駆除が非常に困難になってしまいます。
木のような「雑草」の正体はセイタカアワダチソウかも
多くの人が頭を抱える強害雑草が「セイタカアワダチソウ」です。北アメリカ原産のキク科の植物で、肥沃な土地では3メートル以上の高さにまで成長することがあります。
この植物が厄介なのはその繁殖力。根から「アレロパシー」と呼ばれる化学物質を出すことで周囲の他の雑草の生育を妨げながら、勢力を拡大し群生していきます。放置した土地や庭などがセイタカアワダチソウに占領される事例もよくあります。
秋になると黄色い花を咲かせるので見た目には綺麗ですが、その後に木質化していき立ち枯れ状態で腐らずに残ってしまいます。下記の写真では細い木が乱立しているように見えますが、これは全て木質化したセイタカアワダチソウなのです。
駆除方法に関しては別の記事で紹介していますので、そちらを参考にしてください。
雑草のような「木」の正体はアカメガシワかも
セイタカアワダチソウの場合は成長しても4メートルまで、茎の太さも親指の太さ程度にしかならない「雑草」です。大きくなっても草刈機で切断することができるので、時間さえかければ初心者でも除草は可能です。
一方で、成長すると草刈機では太刀打ちできないような木になるのが「アカメガシワ」です。放置しておくと素人では伐採できないほど大きくなるので、早期に処置するようにしましょう。
アカメガシワの特徴
アカメガシワは山野や市街地の空き地、道路端など、日当たりの良いところであればどこにでも生える落葉高木です。
幼木の頃は一見すると雑草のように低く葉を広げていますが、放っておくと高さ15メートルほど、幹の太さも直径30センチ〜50センチほどの大木に育ちます。
コンクリートの隙間を突き破って生えるような強い生命力をもっており、伐採しても根が残っていると何度でも再生する厄介な樹木なのです。
アカメガシワの駆除方法
アカメガシワを駆除する方法としては、除草剤と伐採のセット作業が基本です。アカメガシワは再生力が強いので、除草剤を使用して地下に張り出した根を根絶する方法が有効なのです。
幼木の駆除方法
アカメガシワは幼木でも引き抜くような人力での駆除が困難です。生え始めたばかりの茎は非常に弱く、引っ張ると切れてしまいまい、根まで駆除することができません。
さらに成長し、50センチほどになると茎は強くなりますが、根の保持力も強くなり引っ張っても微動だにしない状態になってしまいます。
1メートルまでの幼木ならばグリホサート系の除草剤を使用して枯死させましょう。
駆除のポイントとしては、先に除草剤で枯らせてから茎を刈り取ること。根まで枯らす除草剤は「移行型」といって、茎葉から成分を吸収させる方式となっています。
大きく広げた葉にしっかりと除草剤を散布し、根まで枯らせた上で伐採をおこなってください。除草剤は移行吸収力の高い「ラウンドアップ」がおすすめです。
1メートル程度の低木ならば25倍に希釈したラウンドアップを直接散布する方法が有効です。葉や茎にしっかり掛かるように散布して経過観察をおこない、必要に応じて再散布してください。
このサイズのアカメガシワならば草刈機で伐採することができます。草刈機はボタン始動で簡単に操作ができ、静音性にも優れたマキタの充電式草刈機がおすすめです。
雑草駆除はもちろん、細い雑木などに対応できるパワーをもつ40Vタイプの草刈機を1本持っていれば空き地や庭の景観維持作業が捗るはずです。
草刈機の刈刃は雑木などを切断できる山林用の刃をセットしましょう。山林用の刈刃は刃数が多く樹木を削るようにカットします。標準刃よりもキックバックと呼ばれる事故リスクが低く安全です。
成木の駆除方法
高さが数メートルにもなると、葉からの除草剤移行の効果が弱くなるため、先に伐採をおこないます。
このサイズになると草刈機では太刀打ちできません。直径が5センチ程度の幹ならばバッテリー駆動のミニチェンソーが使いやすくおすすめです。
幹の太さが直径5センチ以上ならば、ガイドバーの長さが20センチから30センチほどのチェンソーを使用します。この際、倒木に注意して伐採をおこなうようにしてください。
そして伐採後には切断面にグリホサート系の除草剤を塗布します。
ラウンドアップのメーカーに聞くと、切り口の全体に原液もしくは2倍に希釈した液を十分に塗り込むのが有効であるとのこと。
切断面にドリルで穴を開けて注入する方法は枯れムラが起こる可能性があるので、メーカーとして推奨はしていないそうです。
伐採しただけでは切断面から再生してくるのでしっかりと枯らせましょう。
伐採業社の利用も検討
アカメガシワの成木の駆除は素人にはかなりの難作業となります。伐採後の廃棄処理のことも考慮すると、伐採業者に依頼するのが正解です。
伐採業者を探すには東証上場企業であるシェアリングテクノロジーが運営する「伐採110番」というサイトがおすすめです。
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