電動工具を製造販売するマキタから、2022年10月末に充電式ハンディチェーンソー「MUC101D / MUC100D」が発売されました。また2023年8月にはガイドバー長150mmの18Vモデル「MUC150D」が追加発売となりました。
これまでマキタには小型のチェーンソーのラインナップがなかっただけに、待ち望んでいた人も多いはずです。
当記事では家庭用としてはもちろん、プロにもおすすめの充電式ハンディチェーンソー「MUC150D / MUC101D / MUC100D」について、実際に使用したレビューや口コミや評判などを交え、特徴や機能を解説します。
マキタ ハンディチェーンソーのラインナップと仕様
モデル | MUC 150D | MUC 101DRG | MUC 100DSA | MUC 100DWHG |
標準 バッテリ | BL1860B | BL1860B | BL1020B | BL1015 |
電源 | 18V | 18V | 10.8V | 10.8V |
容量 | 6.0Ah | 6.0Ah | 2.0Ah | 1.5Ah |
重量 | 2.0kg | 1.9kg | 1.4kg | 1.4kg |
税別 価格 | 71,500円 | 65,600円 | 45,200円 | 42,000円 |
1充電あたり作業量 | ひば材 φ50mm 440本 | ひば材 φ50mm 440本 | ひば材 φ50mm 73本 | ひば材 φ50mm 55本 |
購入先 | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
購入先 | 楽天市場 | 楽天市場 | 楽天市場 | 楽天市場 |
購入先 | Yahoo! | Yahoo! | Yahoo! | Yahoo! |
マキタ ハンディチェーンソーは18Vバッテリーのモデルが2機種、10.8Vバッテリーモデルが2機種の合計4機種のラインナップで発売されています。
10.8Vのモデル(バッテリー&充電器付き)ならばAmazonで3万円台ほどで販売されており、かなりお得に購入することができます。
マキタ ハンディチェーンソーの特徴
重量
機械重量は18Vモデルで1.9kg。10.8Vモデルでは1.4kgとなっています。ガイドバー150mmのモデルでもわずか2.0kgです。エンジン式チェーンソーの場合は小型のものでも3kgほどなので、かなりの軽さだと言えます。
特に手を上に上げての作業はとても疲れる作業なので、重量が軽いのは大きなメリットとなります。
作業量
一回の充電で切断できる木材の本数は次の表の通りです。
MUC150DRGやMUC101DRGは6.0Ahの大容量バッテリーを搭載していることもあり、他のモデルと比べて非常に多くの作業をこなすことができるようになっています。
作業量を優先するなら18Vモデル、軽さを重視するならば10.8Vモデルを選ぶとよいでしょう。
静音性・低振動性
マキタの充電式ハンディチェーンソーは高性能のブラシレスモータを搭載しており、本格的な切断能力を有しながら優れた静音性と低振動性を兼ね備えています。
太い材の切断はトルクがあるエンジン式チェーンソーに軍配があがります。しかし民家が近くにあるような騒音トラブルが気になる場所で使用するならば、迷わずバッテリー式をおすすめします。
安全性
チェーンソー使用の際に気をつけたいのがキックバックです。材の切断中に刃が作業者側に跳ね返る現象であり、非常に危険です。
マキタ充電式ハンディチェーンソーには、万が一キックバックが起こったとしても作業者が怪我をしないように、ガイドバー上部に可動式の安全ガードが装着されています。
通常時はガードが閉じていますが、作業時には切り込みの深さに応じてガードが動くようになっています。
また持ち手にもゴム製のハンドガードが装備されているので、狭く入り組んだ場所でも手を傷つけることなく作業をすることができます。
メンテナンス性能
チェーンソーのメンテナンスとして、刃の回転部分の焼き付き故障を防ぐために定期的なチェーンオイルの注油が欠かせません。しかし、マキタの充電式ハンディチェーンソーはオイルタンクにオイルを入れておくだけ。あとの注油は機械が自動でおこなってくれます。
また、チェーンソーを使用しているとチェーンが次第に伸びていきます。放置しておくと刃がガイドバーから外れて怪我につながることもありますので、テンション調整は怠らずに実施しなければなりません。
マキタ充電式ハンディチェーンソーの場合はテンション調整も簡単。本体にあるレバーを緩めて再度締め直すだけで、自動でチェーンのテンション調整をしてくれます。
市場には1万円を切るような小型チェーンソーも流通していますが、性能面や安全面を考慮するとマキタの充電式ハンディチェーンソーに魅力を感じます。
マキタハンディチェーンソー18Vを実際に使ってみた感想
筆者も実際に使ってみました。試してみたのは18Vバッテリーモデルです。
持ってみると数値以上に軽く感じ、非常に扱いやすいという印象でした。それでいてトルクもあり5cmの角材なら一瞬で切断することができます。
2023年8月発売のMUC150DRGは?
追加発売となった18VモデルのMUC150DRGとMUC101DRGを横に並べて比較してみました。
本体は同じですが、少し長い150mmのガイドバーが装着されています。100mmのモデルでは対応できなかった太い木材の切断が可能となり、汎用性の高さを感じます。
ユーザーの口コミ&評判
SNSやAmazonのレビューを見ると「使い勝手がよい」という高評価が多く見られます。庭木の剪定や果樹園の剪定作業にぴったりの商品です。
とてもいい。小回り効いて使いやすい。
引用:Amazon
チェーンの張り具合調節機能とても便利。バッテリーは1860だと重くて少しつらいです。私は一度に大量に切るわけではないので1820使ってます。
とにかく機動性が高いです。軽量で取り回しも良く、パワフルなので庭木の剪定や、ちょっとした雑木の伐採はこれ一台で十分です。18Vのバッテリーパックも他のマキタの工具と兼用できるので非常にコストパフォーマンスが高いです。1年近くも品切れ状態が続いた理由がよく分かります。
引用:Amazon
ハンディチェーンソーの活躍シーン
軽量で取り回しがよいので、さまざまなシーンで活躍できそうです。
利用用途 | シーン |
---|---|
DIYや木材の切断に | |
庭木の剪定や 枝木の剪定に | |
果樹園の 剪定作業に |
草刈りの際にも樹木化した雑草に手を焼くことがあります。このマキタのハンディチェーンソーを1台持っていれば、草刈機では太刀打ちできない雑木にも対応することができるので安心ですね。
STHIL(スチール)GTA26との比較
ドイツのチェーンソーメーカー「STHIL(スチール)」からもバッテリー式のハンディチェーンソー「GTA26」が販売されており、マキタの充電式ハンディチェーンソーとの比較が気になるところです。
ガイドバーの長さは同じですが幅はマキタの方が広く、全体的にスチールよりも一回り大きな印象です。
重さを比較するとマキタの18Vモデル「MUC101DRG」が1.9kgに対して、スチールは1.2kgと驚きの軽さとなっています。軽さにこだわる人はスチールという選択肢もアリですね。
ただし、スチールは「10.8V-2.6Ah」のモデルのみとなっており長時間の作業には向いていません。またバッテリーの互換性もほぼないので、その点はマキタに軍配が上がるところです。
- 軽さを重視するならスチール
- 作業時間とバッテリー互換性ならマキタ
小型のハンディチェーンソーはマキタ「MUC101D」がおすすめ
マキタの充電式ハンディチェーンソーは3機種のラインナップがありますが、草刈機や他の工具との併用も考えると「18Vモデルが正解」というのが筆者の考えです。
もし軽くしたいのならば低容量のバッテリーに交換する方法もあるので、汎用型の18Vモデルがおすすめです。
- 6.0Ahバッテリーの重さは670g
- 2.0Ahバッテリーの重さは382g
バッテリーを交換すれば300g近く軽量化することができます
人気商品となっているので、シーズンに間に合うように早めにチェックしておきましょう。
マキタ ハンディチェーンソーはどこで購入できる?
マキタ ハンディチェーンソーは『Amazon』『楽天市場』『Yahoo!ショッピング』などのインターネット通販で購入するのがお得です。
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