2023年1月にマキタ充電式草刈機の新製品が発売されました。近年需要が高まっているバッテリー式草刈機のニューラインナップということもあり「どんな商品なのか?」と注目が集まっています。
当記事ではマキタ40V充電式草刈機シリーズ「MUR013G/MUR014G」の特徴や従来品との違いなどを詳しく解説していきます。購入を検討している人はぜひチェックしてください。
商品型式 | MUR013G | MUR014G |
重量 (BL4080F装着時) | 6.6kg | 6.3kg |
作業時間 (BL4080F装着時) | 約1時間29分 | 約30分 |
対応替刃 | チップソー 金属刃 チゼル刃 シュレッダー刃 | ナイロンコード |
価格 | 97,000円 | 92,000円 |
2023年マキタ新製品「MUR013G/MUR014G」の特徴
2023年1月に発売されたマキタ「MUR013G/MUR014G」の最大の特徴は、大きな負荷に耐えうる「パワー」にあります。
従来の40Vシリーズでも30mLエンジンと同等の十分なパワーを有していましたが、それでも対応できない状況がありました。
そこでマキタ「MUR013G/MUR014G」では「ハイトルクモード」を搭載し、同じ40Vでありながら35mLエンジン式草刈機クラスと同等のパワーを実現。これにより雑草密集地や荒廃地での作業も難なくこなすことができるようになっています。
2023年マキタ新製品「MUR013G/MUR014G」従来品との違い
様々な替刃に対応できる
MUR013Gはパワーがアップしたことにより、チップソーだけでなく「チゼル刃」や「シュレッダー刃」が使えるようになりました。
「チゼル」というのは工具の「のみ」を表す言葉で、雑木を削りながら刈っていくことができる円盤状の刃です。
「シュレッダー刃」は先端が湾曲した二枚刃で、つる性植物が刃に巻きつきにくいことが特徴です。
どちらの刃もスパッと鋭利にカットする刃ではなく強引に叩き切る性質の刃なので、使用するのには大きなパワーが機械に求められるのです。状況に応じて様々な替刃を装着できるようになったのは、従来品との大きな違いだと言えるでしょう。
また、ナイロンコード専用のMUR014Gも高トルク対応の450mmナイロンコードの使用が可能となっています。ワイドな刈幅で作業効率も高まります。
操作性の向上
MUR013G/MUR014Gには刃の回転を任意の速度に調整できるコントロールレバーが採用されています。雑草の状況に応じた出力操作をすることでバッテリーの消費を抑えながらの作業が可能となりました。
刈草の飛散方向をコントロールできる
一般的に草刈機(刈払機)は反時計回りに回転するので、刈ったあとの草は左側方向に飛散します。そのため、右側に草を排出したい場合は作業者が反対側を向いて作業する必要がありました。
一方、今回発売されたMUR014Gには右回転モードが搭載されており、状況に応じて草の飛散方向を左右に振り分けることができるようになっています。飛散方向のコントロールは駐車場や道路沿いの作業で重宝しそうです。
両肩タイプの肩掛けバンドが標準装備
MUR013Gには両肩タイプの肩掛けバンドが標準装備されています。製品の荷重を両肩で受け止めることができるので、作業時の疲労を軽減することができます。
立体形状の樹脂プレートが背中部分までカバーしているためズレにくく、Uグリップを左右に振っても安定した作業ができるようになっています。
40Vシリーズのメリットを踏襲
従来の40Vシリーズで好評だった機能はそのまま踏襲されています。
- 後端モータで重心バランスが良い
- 雨の日も安心の防水機能
- キックバック時に刃がストップするAFT
- 逆回転カラミトリ機能
これらの機能を踏襲しながらパワーが上がった「MUR013G/MUR014G」ならば、どんな草刈りシーンでも活躍しそうです。
2023年マキタ新製品「MUR013G/MUR014G」の運転時間
MUR013Gは約1時間29分、MUR014Gで30分ほどの運転時間となっています。これらは無負荷時の運転時間であるため実際に草刈りを行った場合の作業時間はさらに短くなります。
特にナイロンコードを使用する場合はバッテリーの消耗が激しいので、交換用バッテリーを携帯しておくのがよいでしょう。長時間の作業を行うならば、バッテリー容量も8.0Ahタイプがおすすめです。
軽量の18V充電式草刈機シリーズ、高性能の40V充電式草刈機シリーズ、それぞれにメリットがあります。他のラインナップもチェックして、ぜひ購入を検討してみてください。
2023年マキタの新製品にはこんなものも
2023年3月にマキタから驚きの新製品が発表されました。その商品はなんと充電式電子レンジ!ありそうでなかった商品で話題となっています。持ち運びができるので、作業現場で使えそうですね。アウトドアや災害時も役立つアイテムなので、別記事もチェックしてみてください。