春になると勿忘草(ワスレナグサ)は青い小さな花を無数に開花させます。そのかわいらしい姿はとても人気が高く、多くのガーデナーに愛されています。
しかし一部の人から「勿忘草は植えてはいけない」という声も。「勿忘草は大量に増える」「こぼれ種で勝手に増える」というような話を聞いて、植栽を躊躇している人も多いのではないでしょうか。
そこで当記事では「勿忘草は庭に植えてはいけない」といわれる話の真相と、勿忘草の特徴や育て方について解説いたします。
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勿忘草の基本情報
勿忘草(ワスレナグサ)はシソ目ムラサキ科の一年草です。実は70種類以上もの品種があり、青紫色やピンク色、白色などの花を開花させます。
学名は古典ギリシャ語でネズミを意味する「mus」と耳を意味する「otos」に由来し、葉がネズミの耳に似ていることから「myosotis」と名付けられました。
元々は多年生植物の宿根草ですが、日本では夏の暑さで枯れてしまうので、一年生植物として扱われています。
勿忘草は庭に植えてはいけない?
「勿忘草は庭に植えてはいけない」と、一部の人からの声を聞くことがあります。その意図としては次のような特徴があるからだと考えられます。
- こぼれ種で勝手に増殖する
- 種が衣服に付着して取れにくい
勿忘草は前年に咲いた花から周囲に種を落とします。この「こぼれ種」は発芽率が非常に高く、翌年には無数の花を咲かせてくれます。
このように増殖はしますが、コントロールできなくなるほどのものではありません。花が終わった直後に株を抜いてしまえば「こぼれ種で勝手に増殖する」という事態は避けることができます。
仮に増えてしまったとしても簡単に間引くことができますし、土の中に残った根から再発芽するというようなこともありません。ですから、安心して栽培しても大丈夫です。
花が終わったら小さな果実が実ります。これが種となるわけですが、軍手やズボンにたくさん付着します。「ひっつき虫」として運ばれた種子が思わぬところで発芽する可能性もあるので、そこには注意が必要です。
結論:
勿忘草は庭に植えても大丈夫!
勿忘草の育て方
勿忘草は比較的育てやすい植物ではありますが、その美しさを最大限に引き出すためには、正しい育て方が必要です。
勿忘草の植え付け
種から育てるならば、9月〜10月ごろに準備しましょう。種を半日ほど吸水させてから育苗ポットで育てます。鉢や花壇に種を直接まいても大丈夫です。
勿忘草の種は「嫌光性種子」といって暗い方がよく発芽します。ですから種をまいたあとは2cmから3cmほど覆土をしてください。
春には園芸店やホームセンターなどで花付きの株が出回ります。そのまま市販の草花用の培養土に植えれば簡単に成長します。翌年度以降も勿忘草を増やしていきたいのであれば、広めの花壇に植えるとよいでしょう。
勿忘草の水やり
勿忘草はもともと湿地に自生している植物であるため乾燥には弱く、水切れを嫌います。土が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。
ただし土の水はけが悪いと根腐れをおこして枯れてしまうことがあるので注意をしてください。
病気と害虫対策
勿忘草は病気や害虫に比較的強い花ですが、それでも予防と対策は必要です。
害虫は「アブラムシ」がつきやすく、特に春先の3月〜5月ごろに発生します。茎葉から吸汁し植物を弱らせるのでみつけたら市販の殺虫剤で駆除しましょう。
代表的な病気は「灰かび病」で、湿度が高く葉の水分が乾かない時に発生する病気です。灰かび病が起こる場合は風通しを良くして、傷んだ花や葉を除去する対応が必要となります。
室内での育て方
勿忘草は日当たりのよい場所を好む植物であるため、室内での生育には向いていません。基本的には庭やベランダ、玄関先などの屋外で育てるほうがよいでしょう。
一時的に室内に置く分には問題ありませんが、エアコンの風が直接あたったり、寒暖差がないように注意してください。
勿忘草の花言葉
勿忘草の花言葉の一つに「真実の愛」があります。この小さな花を誰かに贈るときは、その人のことを「いつも覚えている」「思い続けている」という約束を表しており、貞節と誠実の象徴とされています。
花言葉を知った上で育てると、一層の愛着を感じながら育てることができるかもしれませんね。
真実の愛(True Love)
勿忘草を贈ることは深い愛と尊重の証であり、心の中で忘れないという約束を表します。
忠誠(Fidelity)
勿忘草は「忠誠」や「誠実さ」も象徴しています。特に愛する人に対して真実でいるという意味が込められています。
長続きするつながり(Long-lasting Connection)
勿忘草は、恋人だけでなく友達との間にも存在する「壊れない強いつながり」を象徴しています。
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