カクトラノオ(ハナトラノオ)は美しい花を咲かせることで知られていますが、その美しさに隠された問題があります。
この記事ではカクトラノオの基本情報から、地植えを避けるべき理由とその対策について詳しく解説します。
カクトラノオとはどんな植物?
項目 | 内容 |
---|---|
分類 | シソ科フィソステギア属 |
学名 | Physostegia virginiana |
和名 | カクトラノオ、ハナトラノオ |
原産地 | 北アメリカ |
草丈 | 30cm〜100cm |
花色 | 桃色、白色 |
花言葉 | 達成 |
カクトラノオは、その名前が示すように虎の尾のような形状の花穂を持っています。茎が四角い形状をしており、これが「カクトラノオ」という名前の由来でもあります。
原産地は北アメリカですが、今では日本全国の空き地や河川敷、道端など、どこでも目にすることができます。その優雅な花が一斉に咲く姿は、暑い季節にも涼やかな気持ちを与えてくれます。
しかしカクトラノオは強い繁殖力があり、注意が必要な植物なのです。
カクトラノオを植えてはいけない理由
カクトラノオは繁殖力が強いので庭に直接植えてはいけません
カクトラノオは耐寒性や耐暑性に優れており、やせた土地でも育ちます。非常に栽培がしやすいのでガーデニング初心者にもぴったりの植物ではありますが、うっかり庭に地植えしてしまうと、どんどん増えて庭を占有してしまう可能性も。
カクトラノオは地下茎を張り巡らせて生育範囲を広げていきます。冬には地上部が無くなりますが、地下茎だけは生きていて、春には再び芽を伸ばします。
地下で増える強害雑草のスギナやセイタカアワダチソウなどと同様に、他の植物の生育を妨げてしまうかもしれません。
参考:Arkansas Native Plant Society
カクトラノオはプランターで育てるのがベスト
カクトラノオは庭に地植えしてしまうと地下茎を張り巡らせて、増殖してしまいます。繁殖を抑えるためにも、最初からプランターで育てるのがよいでしょう。
株分けをすれば計画的に増やすこともできますし、日当たりの良い場所や花がよく見える場所に移動させることも容易となります。
プランターのサイズ
カクトラノオは根を伸ばす植物なので、プランターにはある程度の深さが必要です。
横幅65cm、高さが30cm程度の深型タイププランターを用意しましょう。苗の植え付けは、あまり密集させない方がよいので、65cmサイズのプランターに2〜3株が目安です。
土の用意
市販の草花用培養土か、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた混合土を用意しましょう。耐久性の強い植物なので、土はあまりこだわらなくても成長します。
植え付け
適期は3月〜5月の春と10月頃となります。プランターに土を入れて苗を固定します。植え付けが完了したら、たっぷりの水を施しましょう。
カクトラノオが映える庭づくり
カクトラノオは初心者でも比較的簡単に栽培することができ、美しい花が咲けば気分も晴れやかになるでしょう。
せっかくガーデニングを楽しむのならば、本格的にお庭をリフォームしてみるのはいかがでしょうか。庭をリフォームすれば美観が良くなるだけでなく、面倒な雑草管理を省力化できるはずです。
◇
お庭のリフォームで気になるのが費用面。まずは自宅の庭の修繕にいくらかかるのか見積もりをしてみましょう。
複数社への相見積もりは「タウンライフ」のサービスが便利。全国の優良リフォーム会社からの見積もり依頼を無料でおこなうことができます。
依頼方法も簡単で公式ページにある入力フォームに記入して送信するだけ。リフォーム会社を探す手間もなく、1回の依頼で複数社の比較検討が可能です。
予算の相談も可能なので、サービスを活用してみてください。
\クリックで公式ページにリンクします/
まとめ
カクトラノオはその美しさから多くの人々に愛されていますが、地植えするとその繁殖力によって庭を占有してしまう可能性があります。
しかし、プランター栽培で適切な管理を行えば、その美しさを楽しみながら問題を回避することができます。この記事がカクトラノオを育てる際の参考になれば幸いです。