ドウダンツツジは公園や道路際、庭園などで良く見かける低木の一つです。美しい花を咲かせ、秋には紅葉も楽しめるため、多くの人々に愛されている植物です。
しかし一部の人から「庭に植えてはいけない」というような意見も聞こえてきます。メジャーな庭木であるにもかかわらず、なぜそのような指摘があるのでしょうか。
当記事では「ドウダンツツジを庭に植えてはいけない」といわれる理由とその真偽について詳しく解説していきます。これからドウダンツツジを植えようと考えている人はぜひ参考にしてください。
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ドウダンツツジとはどんな植物?
・ドウダンツツジの特徴
ドウダンツツジはツツジ科に属する落葉低木で、ヒマラヤからアジアにかけて広く分布しています。春には美しい白やピンク色の花を咲かせ、その美しさから庭づくりや公園の装飾によく用いられます。
春から夏にかけては明るいグリーンの葉をつけ、秋になると燃えるような赤色に紅葉するため、一年を通して四季折々の風情を楽しむことができます。
・ドウダンツツジは育てやすい
ドウダンツツジは暑さにも寒さにも強い植物です。水はけのよい土地であれば、特別な手間をかけずとも比較的簡単に育てることができます。ガーデニング初心者にとっても手軽にチャレンジできる植物であると言えるでしょう。
また、葉は密度高く茂るので目隠し効果があり、生垣やフェンスとしての利用にも最適です。
ドウダンツツジが「庭に植えてはいけない」と言われる理由
ドウダンツツジは見た目の美しさだけでなく、育てやすさや実用性にも優れており、多くの人に愛されています。しかし一方で「庭に植えてはいけない」というような意見も。その指摘には下記のような理由が挙げられます。
有毒であるという誤解によるもの
「ドウダンツツジを植えてはいけない」という意見は、古くからの迷信や誤解に起因しています。
特に1980年代以前の植物図鑑や文献では、ドウダンツツジが有毒であるとの記載が多く見られました。このような情報が広まった結果「庭に植えるべきではない」という誤解が生じたと考えられます。
しかし現代の科学的な調査によって、ドウダンツツジが有毒であるという主張は根拠がないことが明らかにされています。この植物から有毒な成分が見つかっていない上、人や家畜、ペットに対する中毒事例も報告されていません。
ツツジ科の植物には実際に有毒な種類が存在するため、それらと混同されてしまったのでしょう。
ドウダンツツジは安心して植えても良い植物です。
掃除が大変であるため
ドウダンツツジは花や葉が大量に落ちる傾向にあります。特に春の花が散る時期や、秋の落葉時期は、その掃除に一層の手間がかかることでしょう。
ドウダンツツジから落ちた花や葉はすぐに掃除をしないと、風に飛ばされて道路や隣家に舞い込みます。これを不快に思う近隣住民とのトラブルがあるかもしれません。
マメに掃除をする人ならばよいですが、忙しい人や掃除を怠るズボラな性格の人は「ドウダンツツジを庭に植えてはいけない」という指摘が当てはまります。
ドウダンツツジの花の掃除
我が家のドウダンツツジのせいで道路が花だらけ😅
— きゃさ (@kun0206) May 18, 2020
掃除してもしても追いつかない🙇♀️💦💦 pic.twitter.com/v8JHb4JgGg
ドウダンツツジの落葉の掃除
年々赤茶けてきてるけど、それでもこの垣根の紅葉が楽しみ😊🍁
— くう (@QOO0624) November 27, 2021
但し‥掃除は大変だぞ、と。😅
仕事に忙殺されてた頃は鬱陶しかったけど、今は四季を楽しむ庭づくりをしてくれた両親に感謝☺️🍀💞#ドウダンツツジ#落葉樹の垣根#落ち葉掃きの日々#お庭時間 pic.twitter.com/P625YioQoQ
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以上がドウダンツツジを庭に植えてはいけないと言われている理由となります。
掃除さえ定期的におこなうことができるならば、ドウダンツツジは植栽におすすめできる庭木です。有毒という話も迷信であるため、安心して庭木の手入れを楽しむことができるでしょう。
ドウダンツツジを部屋で楽しむ方法
ドウダンツツジは庭木としての利用はもちろんですが、「花瓶活け」もおすすめです。特に白壁や明るい壁紙の家にはぴったりで、ドウダンツツジの緑の葉が涼しげなイメージを表現します。
また、ドウダンツツジは日持ちがよく、花瓶でも長持ちするのが特徴。環境さえよければ2週間ほどは元気な姿を見せてくれます。
もしドウダンツツジを庭に植えたならば、枝を切ってお部屋でも楽しんでみてください。
面倒なドウダンツツジの剪定は?
ドウダンツツジは樹形を整えたり、綺麗に花を咲かせるためにも剪定が欠かせません。剪定を放置していると広がるように大きく育ち、管理不能な状態になってしまいます。
ドウダンツツジ
— 翡翠 (@jade_sky500) April 17, 2022
剪定してないから巨木化してます pic.twitter.com/LA6oJ00K7b
ドウダンツツジを含め、庭木の定期的なメンテナンスが難しいのであれば、剪定業者に任せるのも一つの方法です。プロの業者に任せれば木を弱らせることなく、希望通りの形状に整えてくれるはずです。
シェアリングテクノロジーが運営する「剪定110番」のサービスを利用すれば、地域の優良業者を探すことが可能です。シーズン後に落ちた花や葉の掃除も対応可能なので、もしお庭全般の悩みがあれば相談してみるとよいでしょう。
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